エロ同人ってお金を稼げるの?同人誌で儲けるのは悪いこと?

「同人は稼げる」そんな事がインターネット上でも囁かれ始めてから長い年月が経ちました。中には同人活動でお金稼ぎをするヤツはダメだと叩く人も多いです。果たして同人誌で儲けることは悪なのか?

世の同人作家は同人誌でお金儲けをしている?

よくコミケや専門ショップなどで同人誌を販売し、同人作家がお金儲けをしているようなイメージを持っている方も多いと思いますが…実際にそれほどに儲けているのかと疑問を持つ方が多いと思います。まずはそれについてお答えしましょう。

そりゃ売れるんだから稼げる!

まず同人誌を作っている同人作家で、お金儲けが目的という人は実際に大勢います。

しかしその理由は様々です。大抵の人は、お金を稼ぐと言っても贅沢をする為ではなく、あくまでもひとつの職業として、食べていくために稼いでいる人たちと言えるでしょう。

今回は、そういったクリエイターたちのお話をしましょう。

なぜ食べていくために同人活動をするのか

よく金儲けの為に同人誌を描くのは邪道だと思う方も多いですが、例えば普段は漫画家として、クリエイターとして活動している方が、それ一本で食べていくのは想像以上に難しいです。

そういうクリエイターたちが色々と手段と方策を模索した方法の一つとして、同人活動・同人誌でお金を稼ぐという選択肢があります。

エッチな漫画を描く、音楽を作る、ゲームを制作する、コスプレ動画を撮る…など、様々な表現でお金を稼ぐための同人活動をする人たちがいます。

セミプロやプロも参入してくる同人業界

セミプロやプロの方が、コミケなどのイベントに数多く参加してくるのも、このあたりに理由があります。もちろんファンとの交流や純粋に息抜きとしてイベントを楽しんでいる方もいますが…。

「同人って本来は同じ趣味同士の集まりでお金抜きで楽しむものじゃないの!?」と、幻滅してしまう人が多いかもしれませんが、専業で生活していけることがプロの条件ならば、プロになるという事は、ある種お金稼ぎのために活動するというのは当然のことも言えそうです。

プロとして食べていくのは簡単ではない

実際にクリエイターのプロとして活動していくためには、様々な問題に直面してきます。

まず創作するには、それなりの作業環境を整える必要があります。当然ですが、アマチュアの頃のように、自己満足で終わるだけの適当な作品を作っている暇はなく、求められる作品は高品質なものです。

なにかの専業プロとして食べていく際の一番の問題点は、やはりこれらの経費や生活費といった金銭面でしょう。

才能と実力があっても売れるとは限らない

創作だけで生活できるかどうかは、その人の作家としての資質にかかわってきます。しかし、才能や実力があったとしても売れるかどうかは運にも左右されます。

例えば漫画家なら漫画だけで生活するのは難しいものです。それこそ大ヒット作品を連発できるか、雑誌の看板作品を連載できるか、良い編集長にめぐり合えるか、運もなければ漫画家としてちゃんと食べて生活していくことは難しかったりします。

プロだからこそ好きな創作ができない事もある

そして売れるモノを描くということは、創作において自分の表現したいことを、あえて妥協しなければいけない点がたくさん出てきます。

そういう事を気にせずに、好きなように自由に創作したい、という場を探して、同人誌で作品を発表するプロ作家などもいますし、同人誌で生活費を稼ぐために同人誌を描く作家もいます。同人業界には実に色々な人がいます。

ですから…決して、お金を稼ぐために同人活動をしている人を邪険に扱ったりはしないであげてください。

同人活動はプロを支える場でもある

ここまでのお話から、お金稼ぎをしている彼等もまた、一人のプロであるという可能性を忘れないでください。同人活動はプロを育む場でもあるのです。

よく「エロ漫画で儲けやがって」とか、「流行りモノのエロ同人誌しか書かない」とか、心の無い声がネットなどに流れ、同人作家を見下す風潮がありますが、エロい同人誌を書いてお金儲けをしていると見下して、漫画家として程度が低いと見下すことは絶対にしてはいけない行為だと思っています。それはプロの芽を潰す行為でもあるのです。

創作してそれを商品にして、そしてそれを進んで買う人がいる以上、それに見合った対価を得ることは社会的にも当たり前の事です。何ら責められる理由はありません。

同人誌を書く人は、様々な人々がいます。好きな作品を盛り上げたく同人誌を書く人や、生活の為に同人誌を書く人など、様々な個性があります。

同人誌でお金を稼げることに誇りを持て!

同人業界は気軽に作品を発表できますが、一つの作品を創り上げて、お金を取って販売するということは、それはもう、ある意味プロとして出しているの同じであり、プロと同じ土俵に立っていると言っても過言ではありません。

もしアナタの作品がたくさん売れたなら、それは正当な対価を得ていることであり、お金が稼げることはむしろ誇りに感じるべきことなのです。

今日も明日も素晴らしい同人作品作りを頑張りましょう!

投稿日時 : 2016-07-19 12:39:38

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