人気の同人サークル「クリムゾン」が成功して売れた理由
今や同人業界において知らぬ人は居ないその名前。大手同人サークル『クリムゾン』は、なぜ人気が出て、同人誌が売れたのか?その理由と謎に迫る!
クリムゾンとは?
同人誌大手でもあるサークル「クリムゾン」の名前は、同人業界では有名なサークルでもあります。十数年に渡って同人活動をおこなってきており、ネットにおける同人黎明期から存在する老舗の同人サークルです。
クリムゾンの同人作品一例
画力は特筆して高いと言えるほどのものではないが、その絵は一度見れば印象に残りやすく、長年親しまれてきました。そんな「クリムゾン」はなぜ売れるサークルへと成長したのでしょうか。
クリムゾン作品に見られるジャンル傾向
その作品は主として「レイプ」や「凌辱」に「調教」に「痴漢」など、女性を辱め、快楽の虜に堕としていくエロの作風で知られています。
男性が喜びそうな「抜きネタ」で成功したと、僻みややっかみの多い声がありますが、その「抜きネタ」だけでは、あそこまで大きくはなりません。そう、「クリムゾン」が成功したのは、ひとえに嗜好に対する「追求」があったからこそです。
まず「クリムゾン」の最初の同人誌は、週刊少年雑誌の漫画などの有名なヒロインの凌辱を題材から始まりました。
後に純愛や少しのオリジナルなどを交えながら、独特の作風を追求していく「クリムゾン」の同人作品は、様々なジャンルを男性の納得のできる出来栄えを求めていくようになります。
その一過程が、「プライドの高い気高い女性」を快楽へと堕とす事でした。
気高い美少女を責める徹底的な『凌辱』プレイ
「クリムゾン」は、組織のトップに立つ女性や、誇り高い騎士が、男の欲望に凌辱されていく様を存分に描き出し、男性の求める欲望の具現化を作品に追求していきました。
週刊少年雑誌で活躍する、身近なヒロインが、特に自分に絶対の自信を持つ美少女や美女が、薄汚い男の欲望に凌辱される様は、エロスの追求でもありました。
クリムゾンの凌辱プレイ参考
二次創作からオリジナルへの移行
そして次に「クリムゾン」が目指したものは、二次創作ではなく、オリジナルでのキャラクターを使い、エロスを表現する事に集中していきます。
気高い女性が醜悪な男の欲望に汚され、凌辱の快楽に堕とされていくという独自のテイストを活かしたまま、様々な女性が男性の欲望の餌食へとなり、拒絶しながらもその抗えない快楽に堕ちていく様を、同人誌に描き落としていきます。
様々な追及を求め、美女を完封なきに凌辱し尽くして堕としていく事に物語に主軸に置き、結果として「クリムゾン」は大手サークルとなりました。
男性の本能的欲求を知り、その欲望を叶えていくエロ漫画のスタイル
「クリムゾン」の作品は、アンケートなどを取り、男性が求める作品の傾向を知る事から、同人活動を始めていきました。つまり何も考えずに描いていた訳ではありません。
特筆すべきなのは、作者は女性だという点です。男性のオナニーをサポートするためのエロ漫画でありながら、女性視点での心理描写、女性ならではの快感描写が逸品で、これらが上手く作品の魅力を惹き出しています。
そして、ちょうど「クリムゾン」が活動を始めた頃は、ネット環境がようやくに動きだし、ネットと同人誌が結びついた時代でもありました。そういった環境も活かしながら「クリムゾン」は成長を続け、今に至っています。
エロスと嗜好の追求こそがエロ同人を極める
今や「クリムゾン」は、AV作品の原作や一般成人向け作品などを手掛けるようになり、プロとして成長しました。ただエロいのが受けたのではなく、ただひたすらに作品への「追求」があったと言えるでしょう。
例えエロであってもシリアスでもあっても、クリエイティブな作品制作の根は「追求」が必要不可欠になります。
同人誌に何を追求するのか、それを求めて描けばいけば、もしかしたら…クリムゾンのようにヒットして、人気を得ることも可能なのかも知れません。
ところでクリムゾンって年収どのくらいなの?そんな疑問を検証してみました:クリムゾンの年収 こちらの記事もあわせてご覧下さい。