クローゼット2～彼女の結末～

エロ同人の紹介とレビュー

このエロ同人の世界に寝取られという漫画が幾多も誕生したが、山雲の「クローゼット」シリーズはその中でもかなり人気の高い地位に存在する同人誌と言えるであろう。同人サークルの山雲がデビューしたのは2015年の11月だが、ｓれからはや2年以上が経ち、いよいよ「クローゼット」は完結を迎える。

山雲の処女作であり、レベルの高い優等生的な作品こそが「クローゼット」であろう。処女作にも関わらずDMMでは1万5千ダウンロードを記録、第二作目となる前日譚においても同じくらいのヒットを飛ばした。絵はまずまずな上手さだが、丁寧に描かれるストーリーに特に定評があるのが山雲のエロ同人の特徴である。

この作品は、家が隣同士で幼馴染という「りんか」と「たかし」の物語である。お互いに相手を想いつつも、まだ付き合うまでには至らないなんとも初々しい思春期の男子学生と女子学生だ。しかし、ヒロインりんかには毒牙が襲い掛かる。チャラ男でヤリチンの先輩の罠にかかり、エッチな関係を持ってしまうのだ。そしてそれをクローゼットの中から目撃してしまう主人公のたかし。こうして「クローゼット」の寝取られは始まった。

そして完結となる「クローゼット2～彼女の結末～」では、間男である先輩と口論になる主人公が、再度クローゼットの中から先輩とりんかの肉体関係を目の当たりにすることになる。肉体的にはすっかりと堕ちてしまっているヒロイン。クローゼットの中に幼馴染のたかしがいるとも知らずに、先輩に言われるがままに卑猥な言葉を連続して発してしまう。そして始まる性行為。少し前までは処女だったウブな少女が、ヤリチンのデカチンに犯されてアンアンと喘いでイカされまくってしまう。

その流れで対面するヒロインと主人公。ヒロインは吹っ切れたのか、たかしに見られながらもセックスを続行してしまう。屈辱と絶望感に溢れて敗北する主人公。しかしここまでは「クローゼット2～彼女の結末～」の序章に過ぎない。

これ以降はネタバレとなってしまうため、詳細を書き綴ることは控えるが、さらに発展する先輩とりんかのエロ行為、そして主人公による告白があり、ハッピーエンドを迎えるかのようなストーリー展開となる。

しかし、これは寝取られエロ同人である。彼女の結末、彼女の選択は何を意味するのであろうか。ある意味寝取られとしてはハッピーエンドというか、エロ同人はこうでなくてはならないと思わせる結末であろう。

実用性よりも、寝取られストーリーの読み物として非常に楽しめる一作で、NTR同人ファンなら是非ともダウンロードしておきたいのが、山雲の「クローゼット2～彼女の結末～」である。もちろんシリーズ3作全てを読破して欲しい。 …抜けるのでおすすめです！

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